塗装前状況
木製テラスと手摺柵の塗り替え工事となります。
雨や紫外線が当たりやすい部分は劣化が進んで木地が剥き出しに近い状態になってしまっておりました。
その部分から雨水や湿気を吸いこむと木材が腐食してしまい、塗装では修繕出来ない状態となってしまいます。
木部修繕作業
木材表面は土埃やコケ・藻などが付着している状態でしたので高圧洗浄で汚れの除去を行いました。
洗浄した部分と洗浄していない部分とでは汚れの除去具合がはっきりと確認できます。
洗浄後は含水率が高い状態ですので2日間ほど養生期間を設けたのち、木羽を取り除くために紙やすりで研磨して塗装下地の準備を行いました。
前回の塗装では浸透型木材保護塗料が塗られておりましたが、雨掛かり部分では3年ほどで次の塗り替えが望ましい状態になってしまう確率が高いので今回の修繕では半造膜型の木材保護塗料をお勧めさせて頂きました。
こちらの塗料は水性で安全性も高く、嫌な臭いもしないので改修時には理にかなった塗料かと思います。
同じ塗料を2度塗りして完成となります。
塗装修繕完了
少し入り組んだ造りで数量もありましたので10日間ほどの工事期間となりました。
以前に塗られていた塗料より耐候性は少し高い塗料を使用しましたのでメンテナンス周期の長期化が期待できるかと思います。
塗装前はささくれが有り、手摺に触れるのをためらう状態でしたが、塗装後は安心して手摺として触れられる状態に復元されたかと思います。
この度は工事のご用命を頂きまして誠に有難うございました。
また何かございましたらお声掛け頂けますようお願い致します。